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僕は去年の春から田原の物理を受講しました。
それまで、学校以外で物理を教わっていて、必ずといっていいほど 大学受験の物理の問題を解くときに微積分を使う必然性がないとか、
微積分を使うのは他の科目すべてOKで余裕のあるマニアだけ、などなど、 いろいろ微積分を敬遠する方向にもっていかれたのを覚えています。
そのせいか最初は少し大丈夫だろうかという不安がありました。

しかし、力学の授業を受けているうちにそんな不安はふっとんでいきました。
確かに微積分を使って物理を学ぶ必要はないかもしれないけど、微積分で学ぶことによる恩恵は必ずあります。

いままでブツ切りだった公式がつながっていくのがよくわかりました。
また、電磁気分野でも微積分で学ぶことのありがたみがありました。導体棒の運動、回路の問題のところでは、いままで学んできた力学分野と電磁気分野が融合したとても面白い内容で、メチャクチャ問題を解くのが楽しかったです。

田原先生の授業を受けて思ったのが、いままでの自分の構築してきた知識がさらにグレードアップして塗り替えられていくって感じの授業をされいるな、ということです。
別に新しいことを学んでいるわけではないのだけれど目の付け所、問題の俯瞰などなどいろいろ学びました。

おかげで、物理の問題を解く際に自分の中である信念が出来上がりました。
それは、「いままで作り上げてきた解法体系をつかって、明日の入試問題を解く」ということです。
これは基本編で田原先生が言われていたことなのですが、かっこいい台詞だなとそのときは思っていました。
でも、講義を繰り返し聴き、自分の頭だけを使って問題集を解く、これらを繰り返していくことでこの言葉の真意をつかむことができました。

授業の具体的な内容に関してなのですが、二体問題の解法も知的好奇心を掻き立てられるのですが、それ以上にぼくが感動したのが先生の慣性力の捉え方でした。
いままで慣性力は加速度系に立っている観測者からみたすべての物体に対して加速度の向きとは逆に大きさ(質量)×(加速度の大きさ)が働くだけだと認識していました。
ところがそれだけでは不十分でした。見かけの鉛直下向きが変わるのです!この捉え方を聞いて初めていままで疑問に思ってきたことが解消されました。
問題集で見かけの重力を定義する問題があったのですが、そのときはナゼこんなものを置くのかわけがわかりませんでしたが、このおかげで納得することができたときにつくづく田原の物理をやっていてよかったなと思いました。

残念ながら僕は東北大学医学部を第一志望にしていたのですが、センター試験でやらかしてしまい(激泣)出願できず結局、北海道大学の農学部を受験して合格しました。
正直、数学と理科だけで決まった感じです。
今年の北大の物理は概評によると60分にしてはキツイとのことでしたが、大問3題とも基本的な問題ばかりでかなり上の立場から問題を俯瞰することができ、40分たらずで解き終わることができました。(でもやっぱり医学部がいいよぅ〜)

この一年で物理がもっとおもしろくなったし、成績も上げることができました。
これも田原先生のおかげです。本当に一年間ありがとうございました。
会ったこともない僕ですが、先生のことを勝手に恩師とさせていただきます。。。(笑)
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